組合員の方のためのお得な保険(共済)について

UAゼンセン共済研修会

日時:2020年11月26日27日

場所:新横浜国際ホテル

参加者:犬飼・宮木

(研修まとめ資料)

大筋は2年前の報告内容と変わりませんが、
・コロナ感染の際の医療共済の対応
・新設の介護共済の概略
・年金・積立共済の利率変更
等につきまして、加筆、変更しております。

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組合員の方のためのお得な保険(共済)について

愛眼AGユニオンが所属する上部団体「UAゼンセン」は労働組合の基本理念の一つである「相互扶助」(お互いの助け合い)の精神のもと、いくつかの共済を運営しており、愛眼AGユニオンの組合員の方も加入することができます。

もちろん非営利による運営であり、産業別労働組合として国内最大であり、総組合員数179万人を誇るUAゼンセンのスケールメリットを生かした、非常に優位性の高い保険ばかりで、圧倒的な掛け金の安さと、充実の保障内容は、他の民間保険会社とは比較にならないレベルです。

後述しますが、UAゼンセンのホームページより各共済のパンフレット、申し込み書をダウンロードすることもできるため、「保険料による出費を抑えたい」「保障内容をもっと充実させたい」とお考えの方は、是非ともご一考下さい。

UAゼンセン共済制度

 ◎UAゼンセンの共済の種類

保障系:生命共済、医療共済、緩和共済、長期休業保障共済、傷害・賠償共済、住宅あんしん共済、介護共済

貯蓄系:年金共済、積立共済

◎それぞれの共済についての概略

(パンフレット内容と相違がある場合は、パンフレット内容を正として下さい)

 

○生命共済

全ての共済の中でも、掛け金が際立って安い!

現在41社あるネット生命保険会社の中で、最安なのはライフネット生命

そのライフネット生命の半額以下の掛け金!

例:月額保険料の比較

保障額 年齢 ●●ネット生命 UAゼンセン
1000万 30歳 2,470円 1,000円
1000万 40歳 3,515円 1,600円
1000万 50歳 5,218円 1,600円
2000万 30歳 4,690円 2,000円
2000万 40歳 6,780円 3,200円
2000万 50歳 10,186円 3,200円

 

加入条件 65歳未満、配偶者、23歳までの未婚の子供

ただし、組合員が入らなければ家族は入れない

内縁関係で姓が違ってもOK(LGBT対応)

重度障害の認定範囲が広い

→生命共済は就労がままならない状態になると支給されるイメージ

(民間は言い方は悪いが、植物人間状態にならないと貰えない)

組合員よりも配偶者の保障額を大きくできる!

ex.パートの組合員がご主人の保障をより厚くできる!(民間では不可)

65歳になるまで保障が継続でき、加入時より65歳まで保険料が変わらない!

決算で剰余金が出れば、割り戻し金あり

基本は脱退時に一括返金、手続きにより毎年1回返金も可能

 

税務上の留意点:税金額は相続税<所得税<贈与税の順番で高くなるため、

受取人を指定する際には、贈与税にならないように指定するのが

ポイント!(被保険者が配偶者の受取人を子にすると、贈与税になる)

加入している保険を解約しづらいケース(友人、親戚等から加入している場合)に

どうやって解約する?

×加入している保険の保険料が高いから・・・ → 減額して継続してと言われる

〇共済制度加入に協力せざるを得なくて・・・ → やむを得ないわね・・・

共済を案内する3大タイミング 入社時、結婚時、出産時

 

○緩和共済

持病があって通常の医療共済や生命共済に加入できない人のための共済

加入前の告知条件が民間と比べてかなり緩和されている

→加入のハードルが低い

通常の医療共済と重複しては加入できない。

 

○傷害・賠償共済

月額770円(年払8,600円)での保障内容 年払い加入は年1回のみ(1月20日締切)

本人死亡時350万 ケガ入院1日5,000円、ケガ通院1日3,000円

賠償責任給付金 1事故5億(示談交渉付) 民間はせいぜい1億まで

クレジットカードに付帯している賠償保険は、ほとんどのものが

示談交渉はついてない→意味がない

自転車事故の賠償もOK。(個人タイプへの加入のみで、家族全員分カバー)

1日のみの通院でも請求OK(給付額10万以下の場合、領収書のみで診断書は不要)

 

○長期休業補償

就業不能状態になった場合、住宅ローンの支払いはどうする?

→長期休業保障共済でカバー

復職後も20%以上の収入減少があれば、保障対象

所得の喪失率によって支給額が変動

精神疾患も5年限度で保障(実際の支払い期間は3年9ヶ月)

 

 ○年金共済・積立共済

大手保険会社6社に分散運用することで、株価下落時にもリスクを分散でき、安定的金利を維持

年金共済は個人年金保険料控除の対象

定期金利 100万での利息 分離課税 運用 次年元本
都銀 0.1% 1000円 -200円 単利 100万
ネットBK 0.01% 100円 -20円 単利 100万
ゼンセン積立共済  

1.255%+決算配当0.07%=1.32%

13,200円 0円 複利 1,013,200

→次年度以降はこの額が元本となって、どんどん増えていく

積立共済は一般の生命保険料控除の対象 →節税効果もあり!

特に、個人年金保険料控除は利用していない方が多い。

前払退職金等を年間10万円年金共済に積み立てた場合、年収300万の人で約6,100円が年末調整で戻ってくる!(10年で61,000円の節税効果)

+年利1.25%(プラス配当金利)で複利で増えていく!

※デメリット

保険会社が経営破綻した場合は、最大5%のリスクあり

→日本経済が相当ヤバい状況になった場合

 

 ○医療共済

民間の保険に入っている人は年齢とともにどんどん保険料がアップする

→払いきれなくなって、共済に乗り換える人が多い

入院すると、1日あたり13,000円の自己負担が必要(差額ベッド代を含め)

長期化すると大変

(大部屋を希望しても、大部屋が埋まっていたら高額な個室になってしまう!)

民間のほとんどが最長60日まで 入退院を繰り返すがんの治療だと、すぐ満了

UAゼンセンは365日までOK

主に外科手術後の入院について

入院は短期化⇔休業は長期化 → 休業保障の重要性

アフラック給与サポート保険(男性40歳、月額10万、60日免責)掛金1,670円

医療共済休業保障特約   (40歳、保障日額5,000円)    掛金 340円

 

 

がんの診断給付金 民間は1回のみ

再発・転移等で2回目以降も何度でも出るように改定

患者申出療養(未承認治療薬使用) 2000万までOK(立て替え不要)

先進医療も同様に1回2000万まで通算無制限でOK(立て替え不要)

在宅健康チェックサービス 12,100円の検査が500円で受けられる

割安な掛け金 民間だとこの内容なら7~8倍する

例:ゼンセンおすすめの5型

ガン・成人病入院  日額10,000円(通常病気・ケガ入院 日額 5,000円)

ガン・成人病手術金 25万(通常病気・ケガ手術20万)

ガン診断給付金   1回50万(再発・転移で何回でも)

未承認治療薬使用  2000万まで

先進医療      1回2000万まで 回数無制限

その他諸々・・・

この充実保障が、20代1100円 30代1200円 40代1600円 50代2400円

の月額保険料で受けられる。

デメリット:医療保険控除証明書は発行されない

→税法上、保険会社とは認められていない労働組合の完全自家運営のため

ただし、掛け金の圧倒的安さに対して、微々たるデメリット

 

新型コロナ感染症について

陽性だが病院の事情で宿泊施設に入所もしくは自宅療養→診断書あれば入院扱い

陽性で退院後、医師の指示で自宅療養→休業保障特約の対象

濃厚接触者としての自宅待機は対象外。ただし、陽性になっていたら保健所の

証明書提出で自宅待機期間も入院扱い

自宅療養後、陽性発覚→休業証明書で自宅療養期間も休業保障特約の対象

コロナ罹患者も退院後3ヶ月経過で共済加入OK

以前からの変更点

乳房切除術の給付対象範囲拡大

多焦点眼内レンズによる白内障手術→先進医療給付金の対象から外れる

今後の方向性

ガン保障の拡大(特約の保障金額UP、抗がん剤治療による通院に対する保障)

掛け金のさらなる引き下げ(5年に1回)→8万人から10万人へ加入者増加が必要

 

○住宅あんしん共済

最大5000万まで補償可能

再取得価格が補償される=新築可能

昔は時価が基準であった

→古い家が火事で焼失しても、新築するだけの保障額は得られなかった。

 

賃貸住宅 火災を起こせば大家さんに対して賠償義務

→ただし、その部分は通常賃貸契約時に加入させられる保険でカバーされる

しかし、自分の家財は少ししか補償されない。

→加入して自分で備える必要あり。

 

床下浸水も保障される。最大64万

 

この共済は100%自家運営(UAゼンセンが単体で運営)

掛け金安い(民間の約半分) 地震保険も含め、掛け金は全国一律

地震保障も基本契約にセット(ただし少額なので、自然災害特約を付けるのが良い)

 

※住宅あんしん共済のデメリット

見直し等(比較・検討)は難しいのが現状。

問い合わせのためのフリーダイヤルもない。

保険金支給までに時間がかかる。

理由:住宅の保険は被害認定等の手続が非常に複雑であり、完全自家運営の

ため、UAゼンセンのスタッフが全ての業務をこなしており、請求が集中した際にはパンクしてしまうことも。

申請から支給まで民間が1週間かかるところ、3週間位かかるイメージ

ただ、必ず支払われる。

 

〇介護共済(2021年3月1日~新設)

介護離職を防ぐために・・・

介護にかかる費用

初期費用・・・家のリフォーム、介護ベッド、車椅子  平均69万円

月々の費用・・平均7.8万円×介護期間(平均4年7カ月、5割以上が3年以上)

69万+(7.8万×4年7か月)≒500万/1人

介護休業 93日まで取得可、ただし無給。 雇用保険より67%の補填があるのみ

 

 

介護共済の特長

  • 最大6人が加入可能(組合員、配偶者、それぞれの両親)
  • ご家族は85歳まで新規加入可能
  • 転・退職後も保障を継続可能 (年会費1,800円の福祉共済会への加入が必要)
  • 親に代わって組合員により申込み・告知が可能
  • お手軽な掛金体系
  • 年末調整の介護医療保険料控除対象(税金戻ってきます)

 

加入条件

・組合員がまず入る(親のみはNG) 世代間相互扶助方式により掛金が抑えられる

・配偶者、両方の親の加入金額は、組合員の2倍、500万以下のいずれか「低い額」

・親の加入は85歳まで可能、90歳まで保障継続(民間は75歳以上は加入NG)

・告知事項をクリアすること(ハードルは低いです)

 

加入例

・親介護重視プラン 組合員(40歳)と配偶者(42歳)は保障額各150万

それぞれの両親(70歳~75歳)は保障額各300万 計6名加入

→ 月額掛金 11,550円(民間は7万円以上)

・単身安心プラン  組合員(58歳) 保障額500万

→ 月額掛金 1,450円(民間は11,224円)

 

◎興味を持たれた方は・・・

UAゼンセンのホームページよりパンフレット、申し込み書のダウンロードが可能

 

UAゼンセンホームページ個人型共済 のページをごらんください。

 

パンフレットのダウンロードの他、必要保障額のシミュレーションソフトもあり。

 

保険の申し込みは各個人ではなく、組合がとりまとめて申し込みます。

 

 

(上記は共済説明会用資料まとめ、一例です)